老化の12の特徴 03

エピジェネティックな変化Epigenetic alterations

指示書が読み違えられる

どの細胞も同じ本を持っていて、しおりのセットが、肝臓の細胞には肝臓の章を、皮膚の細胞には皮膚の章を読むように指示しています。 年月とともに、そのしおりがずれていきます。

ゲノム不安定性01テロメアの短縮02エピジェネティックな変化03タンパク質恒常性の喪失04マクロオートファジーの障害05栄養感知の調節不全06ミトコンドリア機能障害07細胞老化08幹細胞の枯渇09細胞間コミュニケーションの変化10慢性炎症11ディスバイオシス12

どこかのピースを押すと、その項目へすぐに移動します。

この12の特徴は、私たちが考えたものではありません。出典は Hallmarks of aging: an expanding universe (Carlos López-Otín、Maria A. Blasco、Linda Partridge、Manuel Serrano、Guido Kroemer著、Cell 186, 243–278, 2023)です。この論文は、同じ5人が The Hallmarks of Aging (2013年)で示した9つの特徴に、3つを加えたものです。ここでは、それをあなたにお伝えします—頭で理解し、体で感じられるように。そして私たちは旅の中で、この5人のひとりであるGuido Kroemerを撮影しました。

指示書が読み違えられる
指示書が読み違えられる
03

エピジェネティックな変化

指示書が読み違えられる

どの細胞も同じ本を持っていて、しおりのセットが、肝臓の細胞には肝臓の章を、皮膚の細胞には皮膚の章を読むように指示しています。年月とともに、そのしおりがずれていきます。細胞は、自分のためではないページを読みはじめ、間違った場所で間違った仕事をするようになるのです。

できることできることはある

ここは、最前線がいちばん騒がしい分野です。動物では、しおりを本来の場所に戻すことに成功しているからです。人ではまだ治療法にはなっていません。今それを売っている人は、エビデンスより先走って売っているのです。今すぐ手にできるのは、地味でも確かなことです。睡眠、運動、たばこを吸わないこと。測定してみると、どれもずれの進みが遅いことと結びついています。

ひとことで言うと

どの遺伝子のスイッチを入れるかを決める化学的な目印が年齢とともにずれ、細胞は自分が属する組織としてのアイデンティティを失っていきます。

12の特徴すべてに戻る

12の特徴を一つずつ

12の特徴をまとめて見る →